身延山久遠寺(みのぶさんくおんじ)は、日蓮聖人自身が建てた日蓮宗の総本山です。 祖山(そざん)ともいいます。文永11(1274)年5月17日に鎌倉から到着した日蓮聖人は、 信者の地頭南部六郎実長(なんぶろくろうさねなが)公から身延山を寄進され、西谷(にしだに)に草庵を建て、 弟子と信者の信仰指導にあたりました。
弘安4(1281)年11月に、妙法華院(みょうほっけいん)身延山久遠寺を建てました。 弘安5(1282)年に池上で亡くなった日蓮聖人の遺骨は、遺言により、身延山に運ばれました。 このため、身延山を日蓮聖人棲神(せいしん)の霊山(りょうぜん)といいます。
現在の久遠寺は、第11代法主(ほっす)行学院日朝上人が西谷から移転させました。
日蓮宗総本山 身延山久遠寺
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